古雜メモ

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2021-07-05から1日間の記事一覧

宮嶋麗子——迷える資夫の妻

宮嶋麗子は、麗子と書いて「うらこ」と読む。本名はうら。初期のプロレタリア作家で「坑夫」を書いたアナーキスト宮嶋資夫の妻である。この人、婦人記者のはしりの一人であり、婦人解放の評論を書いているのだが、もう今では無名に近い。派手なところのない…